この3月で、東日本大震災から3年が経つ。
震災を見つめ直し、自分にはなにができるかを問い直し、そして被災者の苦しみと悲しみをどう分かち合えばいいのか。そして困難の中から希望を見いだすにはどうしたらいいのか。
「我々に必要なのは未曾有の大震災を忘れないこと、そして語り直しをすること」と、政治思想家の姜尚中氏、作家の高村薫氏、大谷大学教授の鷲田清一氏、親鸞仏教センター所長の本多弘之氏の4人は異口同音に言う。
「国民力」世界一の日本人ならば、悲しみを乗り越え、生まれ直すことができる!
震災後の新たな時代を生きるための、日本人必読の1冊!
これは2012年4月22日、第6回親鸞フォーラム「今<人間>を見つめる ―悲しみのただ中から―」の講演を再録したものである。
はじめに 木越康(大谷大学教授)
第1章 「成長教」に頼らないで、生まれ変わろう 姜尚中
第2章 「欲望の愚かさ」を知り、思慮深く生きる 高村薫
第3章 震災の「語り直し」の大切さ 鷲田清一
第4章 「いのちの見直し」の時代 本多弘之
ISBN:9784062728409 C0230 |
にほんじんのどりょう311でうまれなおすためのかくご 日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 |
定価(税込) : ¥924 |
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著作者よみ : | かん さんじゅん |
著者名 : | 姜 尚中 著【著書を検索】 | |
高村 薫 著【著書を検索】 | ||
鷲田 清一 著【著書を検索】 | ||
出版社 : |
講談社
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発売日 : | 2014年2月21日 | |
ジャンル : | 社会学 | |
判型新書/208頁 |
著者略歴
●姜尚中……1950年、熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。旧西ドイツ、エアランゲン大学に留学の後、東京大学大学院情報学環教授などを経て、2013年より聖学院大学全学教授。専攻は政治学、政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広く活躍。『悩む力』(集英社新書)、『心』(集英社)、『愛の作法』(朝日文庫)ほか著書多数。![]() |