「先生、いったい日本はどうなってしまうんでしょう?」
行き過ぎた市場原理主義、国民を過酷な競争に駆り立てるグローバル化の波、排外的なナショナリストたちの跋扈、改憲派の危険な動き……未曾有の国難に対し、わたしたちはどう処すべきなのか? こうした日本が直面する危機に、誰も言えなかった天下の暴論でお答えします。脱グローバリズム、贈与経済への回帰、連帯の作法から「廃県置藩」論まで、日本の未来を憂うウチダ先生が説く、国を揺るがす危機への備え方。
ISBN:9784794968111 C0095 |
まちばのゆうこくろん 犀の教室 街場の憂国論 |
定価(税込) : ¥1,870 |
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著作者よみ : | うちだたつる |
著者名 : | 内田樹 著【著書を検索】 | |
出版社 : |
晶文社
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発売日 : | 2013年10月5日 | |
ジャンル : | 随筆・エッセー | |
判型四六判/356頁 |
目次
第1章 脱グローバル宣言、あるいは国民国家擁護のために第2章 贈与経済への回帰
第3章 国を守るということ
第4章 国難の諸相
第5章 次世代にパスを送る
あとがき──「アンサング・ヒーロー」という生き方
著者略歴
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会師範。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)、『「おじさん」的思考』(晶文社)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『街場の文体論』(ミシマ社)、『修業論』(光文社新書)、『内田樹による内田樹』(140B)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。![]() |