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ISBN:978-4-87424-281-0 (4-87424-281-2) C3081

みつかいどうほうげんにおけるかくとぶんぽうかんけい

日本語研究叢書16 水海道方言における格と文法関係

定価(税込) : ¥4,104
表紙 著作者よみ : ささきかん 
著者名 : 佐々木冠 著著書を検索
出版社 : くろしお出版 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2004年3月5日
ジャンル : 講座[一般向け]
判型A5/288頁
著者の真骨頂は、何よりもまず、数ある方言のなかでも茨城県南西部で話されている水海道(みつかいどう)方言に着目したところにある。おそらくそこに一連の幸運な出会いがあったとはいえ、その選択の正しさは、最終的には、本書の出来栄えによって証明されることになる。もとをたどれば、この方言が標準日本語と比べてみても格段に多様な格形式をもつという事実こそが、著者を方言研究に駆り立てる動機であったと思われる。(中略)本論文は、日本語の方言研究に新生面を切り開くだけでなく、方言研究の将来あるべき方向をも示唆している。さらなる進展のたたき台として、本研究が学界に少なからず寄与しうることを念願している。(まえがき(中右実氏による)より)

目次

序章
第I部 連体修飾構造および単文
 第1章 音韻論と形態論の概観
  1.1 音韻論
  1.2 形態論
   1.2.1 名詞の形態論
   1.2.2 本稿が能格説をとらない理由
   1.2.3 動詞の形態論
   1.2.4 形容詞/形容動詞の形態論

 第2章 連体修飾格
  2.1 はじめに
  2.2 先行研究
  2.3 所有格
  2.4 場所格(連体)
  2.5 連体修飾構造における文法格と意味格
  2.6 名詞句内における文法関係のコード化

 第3章 有生対格と無生対格の統語論
  3.1 はじめに:分裂対格体系
  3.2 有生対格としての-godo
  3.3 二重対格構文(1):非繰り上げ型
  3.4 二重対格構文(2):所有者繰り上げ型
   3.4.1 所有者繰り上げ構文
   3.4.2 所有者繰り上げ構文と所有受動文
   3.4.3 直接格と斜格
  3.5 主語−目的語繰り上げ構文
  3.6 まとめ

 第4章 斜格名詞句における文法関係 
  4.1 はじめに
  4.2 議論のための諸前提
   4.2.1 格フレーム
   4.2.2 文法関係
  4.3 水海道方言における主語特性と目的語特性
  4.4 斜格名詞句の統語的振る舞い
   4.4.1 経験者格名詞句
   4.4.2 与格名詞句
   4.4.3 斜格名詞句における文法関係
   4.4.4 位格名詞句
  4.5 例外的振る舞いをする斜格名詞句
  4.6 まとめ

 第5章 連体修飾構造と単文における格の範疇
  5.1 格における統語論と形態論の双方向的な関係
  5.2 分布格と形式格
  5.3 直接格と斜格

第II部 複合述語文における斜格名詞句
 第6章 主語に対応する斜格名詞句
 第7章 複合型希求構文
  7.1 はじめに
  7.2 述部の構成
   7.2.1 「動詞のテ形+morae-de:」
   7.2.2 否定接辞の分布
  7.3 格フレーム
   7.3.1 Morae-de:の単独用法
   7.3.2 二つの格フレーム
   7.3.3 二つの格フレームの相違
  7.4 否定対極表現の分布
   7.4.1 否定対極表現の一般的特性
   7.4.2 複合型希求構文における分布
  7.5 被希求者の統語的振る舞い
   7.5.1 再帰代名詞の解釈
   7.5.2 遊離数量詞
   7.5.3 被希求者の統語的振る舞いのまとめ
  7.6 異なる分析
  7.7 まとめ

 第8章 受益構文
  8.1 はじめに
  8.2 格フレーム
  8.3 統語的特徴
   8.3.1 再帰代名詞の解釈
   8.3.2 遊離数量詞
   8.3.3 否定対極表現
  8.4 受益構文の文法構造
 第9章 使役文
  9.1 はじめに
  9.2 使役文の形態論的特性
  9.3 格フレーム
  9.4 使役文の統語的特徴
   9.4.1 再帰代名詞の解釈
   9.4.2 数量詞遊離
   9.4.3 使役文をもとにした受動文
  9.5 使役文に関するいくつかの分析の検証
  9.6 まとめ

 第10章 受動文
  10.1 はじめに
  10.2 直接受動文
   10.2.1 格フレーム
   10.2.2 統語的特徴
  10.3 所有受動文
   10.3.1 格フレーム
   10.3.2 統語的特徴
  10.4 間接受動文
   10.4.1 格フレーム
   10.4.2 統語的特徴
  10.5 二つの受動文の文法構造

 第11章 可能構文
  11.1 はじめに
  11.2 格フレーム
  11.3 統語的特徴
   11.3.1 再帰代名詞の解釈
   11.3.2 数量詞遊離
  11.4 可能構文の文法構造

 第12章 まとめ
  12.1 複合述語文の分類
  12.2 コントロール分析と斜格挿入分析
  12.3 おわりに

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