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ISBN:978-4-7576-0614-2 C3395

あべこうぼうぶんがくのけんきゅう

近代文学研究叢刊49 安部公房文学の研究

定価(税込) : ¥7,150
表紙 著作者よみ : たなかひろゆき 
著者名 : 田中裕之 著著書を検索
出版社 : 和泉書院 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2012年3月15日
ジャンル : 散文 - 近代・現代
判型A5/293頁
ノーベル文学賞候補として何度も名前が挙がった日本の近・現代文学を代表する文学者・安部公房。前衛的な作風から、一昔前までは論じにくい作家とされていたが、近年ようやく、そのような傾向も薄れつつある。新潮社刊行の『安部公房全集』も完結した今、安部公房研究のさらなる進展を願って、安部公房文学に魅せられた筆者のこれまでの研究成果をまとめたのが本書である。最初期の作品〈真善美社版〉『終りし道の標べに』から最晩年の作品『さまざまな父』まで、徹底した読み込みにより、その独創的な作品世界の成り立ちと意味を解明する十四編の論考を収める。

目次

第一部 〈真善美社版〉『終りし道の標べに』の位相
 第一章 〈真善美社版〉『終りし道の標べに』「第一のノート」におけるハイデッガー
 第二章 〈真善美社版〉『終りし道の標べに』「第二のノート」と〈放蕩息子〉の物語(リルケ)
 第三章 〈真善美社版〉『終りし道の標べに』と神をめぐる思索
第二部 変形譚の世界
 第四章 『デンドロカカリヤ』論―「植物病」の解明を中心に
 第五章 『赤い繭』論―リルケとの訣別
 第六章 『S・カルマ氏の犯罪』論―作家誕生の物語
 第七章 安部公房とシャミッソー
 第八章 比喩と変形
第三部 中・後期の文学世界
 第九章 『砂の女』論―失踪者誕生の物語
 第十章 『燃えつきた地図』における曖昧さの生成
 第十一章 安部公房作品における不整合
 第十二章 『箱男』論(一)―「箱男」という設定から
 第十三章 『箱男』論(二)―その構造について
 第十四章 〈前衛〉の衰弱―『さまざまな父』を読む
あとがき

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