書籍検索HOMEへ

検索結果

ISBN:978-4-7576-0992-1 C1395

ゆきをきく

和泉選書191 雪を聴く - 中世文学とその表現

定価(税込) : ¥3,850
表紙 著作者よみ : なかむらたけし 
著者名 : 中村健史 著著書を検索
出版社 : 和泉書院 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2021年4月5日
ジャンル : 日本文学研究全般
判型四六判/290頁
わたしたちの前にもまた、「情見せて残せる文」がある。しかし、留められた主(あるじ)の心ははたしてどれほど正しく読まれているのか――。中世文学の諸分野にわたって、作品の「読み」を問いつづけてきた筆者初の論文集。漢籍との関わりから和歌解釈の再検討をうながす「伏見院出典歌考」「三条西実隆『再昌草』と漢籍」、南北朝史の重要史料を精緻に読み解きつつ作者の文学意識に迫る「花園院と「誡太子書」の世界」、長らく未詳とされてきた能の典拠を明らかにし主題上の位置づけを試みた「世阿弥本『弱法師』と阿那律説話」、五山文学における焼き芋の描写を通覧する「(火偏+畏)芋詩叢」、食をめぐる和漢比較文学的考察「一条兼良『藤河の記』の漢籍利用」、漢詩にあらわれた雅遊の精神を論じる「柏木如亭「即事」詩考」などを含む十五篇を収録。出典をたずね、用例を確かめ、表現の一つひとつを可能なかぎり正しく読もうとする実証的研究の成果。

目次

伏見院歌出典考
花園院と「誡太子書」の世界
誡太子書箋釈
  *
二条良基の連歌三題
世阿弥本『弱法師』と阿那律説話
能『石橋』と『古今集三流抄』
(火偏+畏)芋詩叢――五山文学管窺――
一条兼良『藤河の記』の漢籍利用――鳳のあぶりもの、麟のほしじ――
三条西実隆『再昌草』と漢籍
『衆妙集』のなかの『論語』断章
  *
蕪村『俳仙群会図』賛をめぐって――「文こゝにあらありがたや」考――
『大原御幸』と小書「寂光院」
柏木如亭「即事」詩考
  *
この世に文学は必要か
雪を聴く

著者略歴

中村健史(なかむら たけし)
1980年、高知県生まれ。
京都大学大学院博士後期課程指導認定退学。博士(文学)。
専門は京極派和歌。
2016年より神戸学院大学人文学部准教授。

このページのトップへ