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ISBN:978-4-7576-0988-4 C3095

ぞくわかんこてんしょくぶつめいせいかい

続和漢古典植物名精解

定価(税込) : ¥25,300
表紙 著作者よみ : きのしたたけし 
著者名 : 木下武司 著著書を検索
出版社 : 和泉書院 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2021年2月22日
ジャンル : 日本文学研究全般
判型A5/1784頁
○本草和名・和名抄の全薬用植物の基原を解明○正倉院薬物に関する新修本草の記述を完全解読して本質を解明○藤原京・平城京出土の木簡・正倉院文書に見える薬物の基原等を解明○生薬の専門家の視点から推古朝の薬猟の真の実態を解明○延喜式の諸国進年料雑薬約200種の基原を解明○古代の疫病や古記録に残る藤原道長の疾病の治療法から当時の医学水準を解明○延喜式の記述、染料成分の構造式から衣服令の服色ならびに中古代の真の色目を解明○スゲの生育環境から普遍的な存在であることを解明○万葉の笠縫之嶋・四極山の三河所在を学際的視点から証明、持統上皇の三河行幸のルートを解明したほか、カヤとその類縁植物を包括的に概説。漢詩100首以上、万葉歌250首以上、平安以降の和歌約230首、ほかに源氏物語・枕草子・栄花物語ほか国書ならびに各種漢籍古典を引用、注釈して古典における植物の情景を鮮明に解説、通説を覆す多くの知見を紹介。

目次

本文論考資料(図)
まえがき
凡例
第1章 和漢古典に登場する薬用植物・薬物
 第1節 薬とはなにか
 第2節 わが国の手本となった中国古代の医学・薬物学(本草学)
 第3節 東洋と西洋の古本草の比較
 第4節 歴史資料から上中古代のわが国の薬物事情を明らかにする
 第5節 古代わが国の医制ならびに医方・薬方
 第6節 本草学・古医学の視点から見た古代の薬猟の歴史的意義
 第7節 上中古代の疫病とその治療法
 第8節 和漢の詩文に登場する薬用植物
第2章 古典に登場する染色植物
 序 節 染色のもとである色素および発色について
 第1節 衣服令・延喜式に見る上中古代日本の服色
 第2節 摺り染め・移し染めに用いる植物
 第3節 熱帯原産の染料植物スオウ(蘇芳・蘇枋・蘇方)
 第4節 ユーラシアで広く利用されたアカネ属染料植物
 第5節 黄色染料植物:カリヤスとコブナグサ
 第6節 色が違うのに同じ藍の名で呼ばれる植物
 第7節 ブナ科クヌギおよびその近縁種:「つるばみ」
 第8節 植物としては地味な紫染めの原料ムラサキ
 第9節 摺り染めに用いられたハンノキ
第3章 中国における「菅」と「茅」の混とんとした関係
 第1節 中国においてスゲに相当する漢名は?
 第2節 中国における「菅」を再検証する
第4章 わが国の古典に登場する「すげ」
 第1節 「菅」だけではなかった「すげ」と読まれる漢名
 第2節 平安以降の古典に登場する「すげ(すが)」
 第3節 スゲの生育環境と密接に相関する地名がある
 第4節 万葉歌に詠まれた「笠縫の島」の所在:摂津か参河か
第5章 わが国の古典に登場する「かや」
 第1節 ややこしい「かや」の漢名
 第2節 なぜ萱を「かや」と訓ずるのか
 第3節 万葉歌に詠まれる「かや」
 第4節 平安以降の和歌に詠まれる「かや」
第6章 和漢古典に出現する「菅」「茅」に似て非なる植物
 第1節 アブラガヤ(※(萠+りっとう)草)とエノコログサ
 第2節 三稜にウキヤガラ・ミクリという同名異物がある
 第3節 蒲・「がま」
 第4節 マコモ(菰・※(草かんむり+交)・※(草かんむり+將))
 第5節 莞と藺
 第6節 漢名がない「すがも」(つくも)

引用および参考文献 謝辞
索引(植物名・薬物名ほか)

『本草和名』『和名抄』に収録される植物由来薬物の漢名とその異名・古名ならびに基原一覧
 表1 本草正名の漢名、異名・類名、和名の相関
 表2 『本草和名』『和名抄』に収録される品目の基原
 表3 古典和名、本草正名・異名および現代植物和名の相関

あとがき

著者略歴

木下武司(きのした たけし)
1948年 愛知県幡豆郡幡豆町(現西尾市)生まれ。
1976年3月 東京大学薬学系大学院博士課程修了、薬学博士授与。
1976年4月 東京大学薬学部助手。途中、1978年10月から1981年9月まで米国コロンビア大学医学部研究員。
1988年10月 帝京大学薬学部助教授。
2006年4月 同教授、2014年3月定年退職。
専門:生態学・薬用植物学、漢方・中国古典医学、民族植物学、和漢古典の植物の研究。
著書:『万葉植物文化誌』(八坂書房、2010年)、『山歩きの植物図鑑』(メイツ出版、2011年)、『生薬処方電子事典I』・『生薬処方電子事典II』(オフィス・トウェンティーワン)、『歴代日本薬局方収載生薬大事典』(ガイアブックス、2015年)、『万葉集 植物さんぽ図鑑』(世界文化社、2016年)、『和漢古典植物名精解』(和泉書院、2017年)。
論文(日本文学関係):「万葉のアシ・オギとススキ(オバナ)―万葉人はどう区別したか―」(「美夫君志」八八・八九号、2014年3・11月)
所属学会:日本薬学会・日本生薬学会・米国化学会・萬葉学会・美夫君志会
日本植物園協会名誉会員

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