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ISBN:9784874248218 C3080

にんちぶんぽうけんきゅう

認知文法研究 - 主観性の言語学

定価(税込) : ¥6,160
表紙 著作者よみ : なかむら よしひさ 
著者名 : 中村芳久 著著書を検索
出版社 : くろしお出版 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2019年11月28日
ジャンル : 応用言語学
判型A5/472頁
認知文法理論の本格的な誕生とほぼ同時期に始めた(著者による)理論理解と研究の成果、そしてその展開を記した。認知文法のエッセンスは「捉え方」にある。文法現象・言語現象の背後にある「捉え方」や認知プロセスを追うなかで、Iモード、Dモードという2つの認知モードの存在が重要であること述べる。さらに、モードの存在が可能にした、認知と言語進化、及び、認知と言語類型の関係についても議論していく。

目次

序 章 主観性の言語学―文法構造・構文と主観性―
1. はじめに
2. 認知文法における文法構造と構文構築
3. 認知文法と他の理論
4. インタラクションに関わる認知モードと構文
5. 結び

第1部 認知と文法・構文
第1章 構文の認知構造ネットワーク―全域的言語理論を求めて―
1. はじめに
2. 事態の認知パターンと構文
3. 認知構造の拡張と≪使役≫をベースとする認知構造ネットワーク
4. 結び

第2章 認知構文論―語彙主導・構文主導・認知主導の構文構築―
1. はじめに
2. 認知的際立ちと言語構造・構文
3. SVO構文の認知分析と構文ネットワークの全体像
4. 認知から構文、構文から語彙へ(1)―項の交替現象と際立ち―
5. 認知から構文、構文から語彙へ(2)―結果構文の認知分析―
6. SVO構文から結果構文への拡張
7. 結び―語彙と構文の連続性―

第3章 認知文法から見た語彙と文法構文―自他交替現象と受身構文の文法化―
1. はじめに
2. 意味の主体的側面(認知主体の捉え方,認知プロセス)の意義
3. 語彙vs.文法構文における認知プロセス
4. 結び

第4章 二重目的語構文の認知構造―構文内ネットワークと構文間ネットワークの症例―
1. はじめに
2. 語彙と構文の意味と意味表示
3. 二重目的語構文の意味の抽象化
4. 構文間ネットワーク
5. 結び

第5章 再帰中間構文の認知構造
1. はじめに
2. 構文の用法拡張は放射状か、線状的か
3. ネットワークか、意味地図か
4. 構文の連続性の質―意味量か、認知プロセス自体の捉え直しか―
5. 意味地図と対応する表現形式
6. 結び

第6章 消えたエージェント
1. はじめに
2. 自動詞文、受身文、再帰中間構文の認知構造
3. 難易中間構文の認知構造
4. 結び

第7章 構文のネットワーク表示と意味地図表示―Evolutionary pathの提案―
1. はじめに
2. 結果構文の捉え方と種類
3. 結果構文のネットワーク表示と意味地図表示
4. 結果構文の進化経路(evolutionary path)
5. 結び

第2部 認知モードと言語類型・言語進化
第8章 言語における主観性・客観性の認知メカニズム
1. すべては主観
2. 主観・客観と2つの認知モード
3. ラネカーと茂木の認知モデル
4. 認知モードと言語の主観性・客観性
5. 結び―主観性から言語起源へ―

第9章 与格の意味地図―外置と主体化を座標軸として―
1. はじめに
2. 外置と2つの認知モード
3. 外置と与格の用法
4. 主体化と与格の用法,与格の意味地図
5. 与格と題目と主語
6. 結び

第10章 否定と(間)主観性―認知文法における否定―
1. はじめに
2. 認知文法における否定
3. 認知的否定分析の展開―間主観性と連動する否定―
4. トートロジー構文の間主観性
5. 結び

第11章 認知モードの射程
1. はじめに
2. 視点構図と認知モード
3. 視点と認知モード
4. 認知モードと日英語対照,および言語の客観性・主観性
5. 文法化と言語の進化
6. 結び

第3部 認知と語用論

第12章 「勝ちは勝ち」「負けは負け」―トートロジーに潜む認知的否定―
1. はじめに
2. 勝ち負け三題
3. 連続的カテゴリー観と非連続的カテゴリー観
4. アリスとモモのトートロジー「私は私」
5. 認知的アプローチ vs. 語用論的・意味論的アプローチ
6. 結び

第13章 メタ言語的if節―メタ認知・間主観性の語用論的表出―
1. メタ言語的ということ
2. 論理的if節と日常言語(発話)のif節
3. メタ言語的if節
4. 論理的if節とメタ言語的if節のレトリック
5. その他のメタ言語現象
6. 結び

第14章 認知言語学と認知語用論
1. はじめに
2. RTとCLの「認知」
3. RTの問題点とCLによる解法
4. 結び

著者略歴

中村 芳久(なかむら・よしひさ)
大阪学院大学外国語学部 教授・金沢大学名誉教授

九州大学大学院文学研究科満期修了退学。島根大学法文学部助教授、金沢大学人間社会環境研究科教授を経て現職、神戸女子大学 博士(英文学)。編著書に、『認知文法論?U』(大修館書店 2004)、『ラネカーの(間)主観性とその展開』(開拓社 2016)、『英語学が語るもの』(くろしお出版 2018)。認知言語学に関する論文多数.研究分野は、英語学と認知言語学。

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