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ISBN:978-4-7576-0895-5 C3395

みやざわけんじぶんごしこういっぴゃっぺんひょうしゃく

近代文学研究叢刊67 宮沢賢治「文語詩稿 一百篇」評釈

定価(税込) : ¥7,560
表紙 著作者よみ : のぶときてつろう 
著者名 : 信時哲郎 著著書を検索
出版社 : 和泉書院 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2019年2月28日
ジャンル : 散文 - 近代・現代
判型A5/768頁
「文語詩稿 一百篇」(ただし詩篇の数は101篇)には、宮沢賢治最晩年の昭和8年8月22日の日付がある。賢治が没したのは同年の9月21日。文字通り宮沢賢治の最後の作品と言ってよいだろう。昭和8年8月15日の日付がある「文語詩稿 五十篇」については、『宮沢賢治「文語詩稿 五十篇」評釈』(朝文社・平成22年12月。第21回宮沢賢治賞奨励賞受賞)で全篇に評釈を施しているので、本書にて賢治が残した文語詩定稿151篇の全ての評釈が完成したことになる。
賢治の文語詩は、自由奔放で絢爛豪華な口語自由詩人=宮沢賢治のイメージが強いためか、発表当時から今日に至るまで評判は芳しくなく、近年まで研究もほとんど進んでいなかった。しかし、賢治は妹クニにむかって「なっても(何もかも)駄目でも、これがあるもや」と自信をもって語ったと言われており、文語詩を扱わずして賢治の全体像は把握できないものと思われる。
最晩年の賢治が、自分の生涯について、また、自分の作品や信仰について、どのように総括しようとしたのか。本書では宮沢賢治の最後にして最大の謎の解明に挑んだ。

目次

凡例 
1 母/2 岩手公園/3 選挙/4 崖下の床屋/5 祭日〔一〕/6 保線工手/7 〔南風の頬に酸くして〕/8 種山ヶ原/9 ポランの広場/10 巡業隊/11 夜/12 医院/13 〔沃度ノニホヒフルヒ来ス〕/14 〔みちべの苔にまどろめば〕/15 〔二山の瓜を運びて〕/16 〔けむりは時に丘丘の〕 /17 〔遠く琥珀のいろなして〕/18 心相/19 肖像/20 暁眠/21 旱倹/22 〔老いては冬の孔雀守る〕/23 老農/24 浮世絵/25 歯科医院/26 〔かれ草の雪とけたれば〕/2 7退耕/28 〔白金環の天末を〕/29 早春/30 来々軒/31 林館開業/32 コバルト山地。 33 旱害地帯/34 〔鐘うてば白木のひのき〕/35 早池峯山巓/36 社会主事/佐伯正氏/37 市日/38 廃坑/39 副業/40 紀念写真/41 塔中秘事/42 〔われのみみちにたゞしきと〕/43 朝/44 〔猥れて嘲笑めるはた寒き〕/45 岩頸列/46 病技師〔一〕/47 酸虹/48 柳沢野/49 軍事連鎖劇/50 峡野早春/51 短夜/52 〔水楢松にまじらふは〕/53 硫黄/54 二月/55 日の出前/56 岩手山巓/57 車中〔二〕/58 化物丁場/59 開墾地落上/60 〔鶯宿はこの月の夜を雪ふるらし〕/61 公子/62 〔銅鑼と看版トロンボン〕/63 〔古き勾当貞斎が〕/64 涅槃堂/65 悍馬〔二〕/66 巨豚/67 眺望/68 山躑躅/69 〔ひかりものすとうなゐごが〕/70 国土/71 〔塀のかなたに嘉莵治かも〕/72 四時/73 羅沙売/74 臘月/75 〔天狗蕈/けとばし了へば〕/76 牛/77 〔秘事念仏の大師匠〕〔二〕/78 〔廐肥をになひていくそたび〕/79 黄昏/80 式場/81 〔翁面/おもてとなして世経るなど〕/82 氷上/83 〔うたがふをやめよ〕/84 電気工夫/85 〔すゝきすがるゝ丘なみを〕/86 〔乾かぬ赤きチョークもて〕/87 〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕/88 中尊寺〔一〕/89 嘆願隊/90 〔一才のアルプ花崗岩を〕/91 〔小きメリヤス塩の魚〕/92 〔日本球根商会が〕/93 庚申/94 賦役/95 〔商人ら/やみていぶせきわれをあざみ〕/96 風底/97 〔雪げの水に涵されし〕/98 病技師〔二〕/99 〔西のあをじろがらん洞〕/100 卒業式/101 〔燈を紅き町の家より〕
終章 「五十篇」と「一百篇」 賢治は七日で「一百篇」を書いたか 
おわりに 
索引(賢治作品・人名) 
英文タイトル 

著者略歴

1963年・神奈川県横浜市生まれ。
1986年・上智大学文学部国文学科を卒業し、カナダ・マッギル大学特別学生を経て、1993年・上智大学文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。
1994年・神戸山手女子短期大学専任講師、1999年・神戸山手大学専任講師を経て、2005年・甲南女子大学文学部助教授。現在、同教授。
著書
『宮沢賢治「文語詩稿 五十篇」評釈』(朝文社、2010・12)
論文
「宮沢賢治とハヴロック・エリス 性教育・性的周期律・性的抑制・優生学」(「神戸山手大学環境文化研究所紀要6」、2002・3)
「鉄道ファン・宮沢賢治 大正期・岩手県の鉄道開業日と賢治の動向」(「賢治研究96」、2005・7)
「女子と鉄道趣味」(『「女子」の時代!』青弓社、2012・4)
「「翔んだカップル」がもたらしたもの」(「女子学研究3」、2013・3)ほか。

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